診療について

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避妊、去勢手術について

shujyutu4.png.目的


避妊・去勢手術をする目的は様々ありますが、当院では避妊・去勢手術を予防獣医療の一環と位置づけています。麻酔のリスクも皆無ではありませんが、その後のメリットを考えれば、若く体力の充実している時に手術を受けることをお勧めしています。



shujyutu4.png.メリット&デメリット


手術をすることで、望まれない妊娠を防止するほか生殖器や性ホルモンに関連する病気(女の子では子宮蓄膿症、卵巣嚢腫や腫瘍、乳腺腫瘍など、男の子では前立腺疾患、精巣腫瘍、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなど)を防止、発生率の低下を期待することができます。また、性ホルモン関連の問題行動(男の子ワンちゃんのマーキング行動、男の子ネコちゃんのスプレー行動など)を防止する効果があります。
その反面、手術後太りやすい体質になったり、手術をしても問題行動がなおらないなど希望通りの効果が得られない場合があります。



shujyutu4.png.手術の流れ


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  1. 予約 手術は予約制となっております。ご希望日の前日まで予約をお受けしていますが、1週間以上前にご連絡いただけるとご希望の日程に添える事が多いと思います。
  2. 術前検査 手術は全身麻酔下にて行います。安全に手術を進めるために、術前検査として一般身体検査、血液検査などを行います。術前検査は手術当日行いますが、事前(一週間以内)に受けて頂くこともできます。もし、異常が発見されれば、治療を優先して手術は延期されます。
  3. 手術過程 鎮静剤、鎮痛剤投与後、短時間注射麻酔と気管内チューブによるガス麻酔を行います。手術中は、体温、心電図、血圧、呼吸数、呼気中炭酸ガス濃度、血中酸素飽和度(SpO2)などをモニターし、細心の注意を払いながら麻酔の状態を管理しています。
  4. 手術後   麻酔からの覚醒を確認後、温度、湿度、酸素濃度の管理できる回復室(ICU) にて状態を監視します。 退院は全身状態に異常がなければ手術当日の午後6~7時になりますが、入院が必要となるケースもあります。
  5. 抜糸 術後7~10日、皮膚縫合した部位をチェックして問題がなければ抜糸して手術は完了します。



shujyutu4.png.特記事項


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一般に避妊、去勢手術時に、結紮糸(絹糸や合成吸収糸など)で精巣や子宮・卵巣の血管を結び止血を行っています。近年、このように手術により体腔内に残された糸が原因で発生すると考えられる「異物(縫合糸)反応性肉芽腫」がダックスフンドに多く報告されています。この病気は術後数カ月から数年経過して手術部位(結紮部位)付近が腫大し、おなかの中に大きなしこり(肉芽腫)が形成されるもので、時に皮膚に穴があいてしまうこともあります。 再手術にて残存糸を摘出しても再発する傾向がある厄介な病気です。当院では、現在ダックスフンドとその雑種犬における避妊、去勢手術は止血に糸を使用しない超音波メス(トノサージ)を用いることにより異物反応性肉芽腫の発生軽減を目指しています。今後はさらにその他の犬種や他の手術にも応用することを検討中です。



shujyutu4.png.手術に関しての注意事項


  • 手術の前日は、午後9時以降は、食事を与えないようにしてください。
  • 手術の当日は、午前8時以降は、水または液体を与えないようにしてください。
  • 手術の当日は、指定された時間に病院にお連れください。
  • 当院以外で1年以内に予防接種を受けている方は、お知らせ下さい。
  • 手術をキャンセルする場合は、手術前日までに必ずご連絡ください。

手術の当日に手術の承諾書に捺印していただきますので、印鑑を御持参ください。

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